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2007/07/13

【中宮温泉のアカショウビン】

【消えたアカショウビン】12日、温泉旅館の女将から「アカショウビンが消えた」、との一報を知り現地に走った。女将の話では、10日の朝7時半頃、何時になく長く、鳴き続けるアカショウビンの鳴き声に、何か異変を感じて外へ飛び出したところ、ツガイの片方が、巣穴を激しく出入りしながら、鳴くという行動を、繰り返していたという。
 「巣穴から、外へ飛び出して鳴き続け、巣穴に戻り、又、飛び出しては鳴く」という行動が、「7時41分から7時50分まで、9分間続き、飛び立ったきりもう戻ってこない」、という。「それは、異様な光景であった」というのである。
 この一報を受け現地に走りながら、抱卵時期があまりに長く続いていたので、卵が孵らないことを知り、あきらめて行ったのか、と思っていた推測は飛び、巣穴に何かの異変が起きたことを知った。
 女将の話では、付近に「ヤマカガシと青大将の大きなのがいる」ということだが、現地の事情と動植物の生態に詳しいS氏の話では、原因は、「蛇よりもテンである可能性が最も高い」、ということだった。「おそらく、抱卵中のツガイの片方が餌食になったのだろう」、ということである。地形的に人が近づけない場所であったことから、雛の巣立ちを信じていただけに、「ショック!…」。厳しい自然界の掟・摂理を今更のことながら知る思い。


         消えたアカショウビン(1)
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          消えたアカショウビン(2)
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          消えたアカショウビン(3)
         抱卵に精を出していたのだが…
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 当時、現地にいたバーダーは一人。遠方から来て、中宮温泉で2泊したその人物が、上記の経緯を、つぶさに観察しながら、画像に納めていった、ということです。この予期せぬ出来事を、温かい眼で関心を持っていただいた、バーダーの皆さんに伝えねばならないことを、残念に思います。

2007/06/26

【白山山系の野鳥】

【白山山系のアカショウビン】こゝ数年、白山山系のアカショウビンの話題がよく出る。アカショウビンの密度が濃くなっているのだ。2年前からは、関東・関西方面からのアカショウビン目的の観光ツアーが来るようになっている。ここにアカショウビンが出るということは、灯台元暗しなのか、ごく一部の野鳥関係のひとたちを除き、このことを地元のバーダ達の殆どは知らないでいる。一般、地元の人達の関心を越え、限られた観光ルートに、真っ先に情報が飛び、既に、資源化されているという事態に驚き、とりあえず、話題の焦点になっている、中宮温泉の現地へ行ってみた。
撮影条件は、松之山よりも奥胎内よりも遙かに楽だ。探す必要がないからだ。温泉旅館の駐車場兼ベランダに立ち、カメラを並べ、目の前の木にアカショウビンが来るのをただ待てばよいだけだ。辛抱強く待っていれば“幸運は向こうの方からやってくる”という、単純な型になっている。


        アカショウビン(1)
 既に、全国に、情報が飛び交っている中、間の抜けたことですが、一応、画像提供といきます。
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        アカショウビン(2)
 辛抱づよく待っていると、どうぞ、シャッターを押してくださいと、やってくる。 
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        アカショウビン(3)
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         アカショウビン(4)
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         アカショウビン(5)
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 帰りに、何時も行く地元の旅館兼食堂に立ち寄ったところ、女将さんが、「毎年、野鳥関係のカメラマンが、うちの家にも泊まるのに、今日まで、全く知らなかった。売りにしなければならないのに、全く知らなかった」「お願いだから、インターネットに出して」と悲鳴に似た声。